仕事で無茶振りされた時の対応方法【体験談あり】

aichache_job_ryo 仕事
クラウド
クラウド

どうも!クラウドです!

 

皆さん、仕事をしているとき困難に直面したことはありますか?

 

例えば

  • 仕事を無茶振りされた
  • プロジェクトが炎上して残業続き
  • 作業を引継いだけど、引継ぎ内容がミスだらけで先に進まない
  • お局様に逆らえない

などなど。

 

多かれ少なかれ、誰でも困難は経験します。

 

でも、いきなり困難な状況に直面すると

どのように対応すればよいか分からず焦ってしまいますよね。

 

仕事上困難になる要因は、大きく分けて

  • 時間

があると思います。

 

クラウド
クラウド

そこで、今回の記事はこんな内容で紹介します!

 

詳細は以下の通りです。

【この記事の内容】

僕が経験した「量」を要因とした困難(無茶振り)と、乗り越えた対応方法

そして、対応方法の簡単な解説

をご紹介

 

クラウド
クラウド

僕の体験談なのでシステム開発の内容を記載していますが、

できるだけ、他の業種の方でもイメージできるよう記載しています!

 

【この記事を読んで得られること】

「どのように対応すれば周りを納得させ無理なく作業を続けられるか」

を考えるヒント

 

【特に読んでほしい人】

  • 無茶振りされている
  • これから作業量が多くなることが予想される
  • 今後直面したときのことを考え、事前に対策方法を考えておきたい

 

クラウド
クラウド

もちろん誰が読んでくれてもうれしいです!

 

【僕の気持ち】

仕事量による困難はほんとよくあるので

是非この記事を読んで参考にしていただき、困難を解決する糸口を見つけてもらえれば!

是非、この記事を読んで頂き、困難を乗り越えるためのヒントとなれば幸いです!

 

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「量」を要因とした困難とは

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「量」を要因とした困難は

  1. 明らかにスケジュールに合わない仕事量を依頼される(無茶振り)
  2. 少ない期間で対応しなけばならない仕事量が多い ※工夫次第で対応可能なもの
  3. 実作業量に対し対応人数が少ないため、一人が対応する仕事量が多い
  4. 人によって仕事量が偏っている
  5. 複数のタスクが重複している

などが考えられます。

 

上記は僕が経験した「量を要因とした困難」に基づいたものです。

 

このうち特に大変だった

  1. 明らかにスケジュールに合わない仕事量を依頼される(無茶振り)

について僕の体験談とどのように対応したかを、

そして簡単な解説をご紹介します。

【体験談】PJリーダーによる作業の無茶振り

クラウド
クラウド

【体験談】の内容はエンジニア以外の方はよくわからないと思うので

こんな感じで簡単なイメージを持ってもらえればOKです!

【あるラーメン屋における無茶苦茶な新装開店依頼】

ある日、ラーメン屋の大将が何も分かっていないオーナーからある依頼をされた

【オーナー】

  • 店が古いから新装開店して
  • 機材や材料は全部新規一掃し、全部自分で用意して
  • 新規メニューも作ってね
  • 衛生管理の方法も変えるよ!チェック厳しくなるからね!
  • 未経験のアルバイトも雇って育てて

これら全部を3日くらいで頼むね!

【大将】

「無理に決まってんだろ」と思いつつ、実際にかかる時間を精査し、やはり無理だと判断

⇒状況をオーナーに報告

【オーナー】

「そこをなんとか頼むよ!」

【大将】

開いた口が塞がらずポカーンとしている

クラウド
クラウド

。。。分かりにくかったらごめんなさい!

 

それでは本題へ。

エンジニア以外の人もよければ読んでください!

 

僕が対応したのは

旧環境から新環境へシステムを移行する

という内容でした。

 

それまで、同じPJの違う案件を対応していたのですが、一旦終わったので、

新規参画することになりました。

 

そのため、概要はまだ何も知らない状況でした。

 

その際、PJリーダーから僕への依頼内容のやり取りは以下の通りです。

 

よろしく頼むね!

クラウド
クラウド

了解っす!何すればいいっすか?

この対応のリーダーやってね。

新環境自体は作ってるけど

ファイル構成まだ決まってないから考えてね。

開発言語はJava(フレームワーク:struts ※一部spring)

バージョンはJava6からJava8へ変更するよ

jarファイルは使わないでね、旧環境で使用していたものも。

元クラスはどこかにあると思うから探して。

クラウド
クラウド

。。。

(jar使わないのキツイな。。。

まあJavaのバージョン変わるなら仕方ないか)

環境用のjarは元クラスがないからドキュメント探して作って。

javaxとかのjarも使わないでほしい。

クラウド
クラウド

。。。

(javaxのjarも使わないってどういうこと?

それに、ドキュメントって管理されてないのか?)

新人を一人つけるから面倒見てほしい。

で、2人で対応してほしい。

クラウド
クラウド

。。。

(これ新人無理っすよ)

一部新規機能つけるから、設計書見ながらそこも対応して。

新しくsonerlintを使うことになったから

出力されたメッセージはすべて修正して。

現行動いているしそんなに多くないと思うよ。

 

よろしくお願いします!

クラウド
クラウド

。。。

(javaのバージョン一気に2つ上がってるのに

そんなの大量にメッセージ出るって)

 

。。。ぐだぐだじゃね?

 

と思いつつ

「わかりました。とりあえず内容見てみます。」

と答え、WBSに予定日が入っていなかったため、

「ちなみに期間はどれくらいですか?」

と確認すると

「3日くらいを考えているんだけど、なんとかならない?」

と返答が。

 

。。。。。。。。。

PJリーダーよ、あんた、単純に移行するだけと勘違いしてないかい?

 

と思いつつ、

(内容やクラスの本数次第かも知れないな)

とも思ったので

「ちょっと精査します」

と答えました。

 

(ファイル構成は旧環境とほぼ同じにすればいいか)

 

と思っていたので、

ファイル構成以外の内容について精査しました。

 

その精査結果が以下の表のとおりです。

※数字は正確には覚えてないので大体の目安です。

内容精査結果備考
移行クラス100クラス以上step数はほぼ1K越え
新規作成クラス10クラスを想定設計書や仕様より判断
jar32個以上内、元クラス:100クラス以上
環境用jar10個以上・ドキュメント:一つのクラスに対するメソッド多数
・元クラス:見当たらず
該当設計書間違いだらけ
ないものもあり
エラー、警告総数:70万越え単純なエラー、警告、
およびsonerlintによるメッセージの総数
※新規作成クラスは除く

 

できるわけねーだろ!!

 

となり、PJリーダーに結果を口頭で報告し相談したところ、次の返答が。

 

「顧客に連絡するのが大変なので、申し訳ないんだけど何とかできませんか?」

 

。。。開いた口が塞がりませんでした。

 

クラウド
クラウド

お疲れ様でした。

長い体験談、読んで頂きありがとうございます。

体験談のまとめと対応方法

taiouhouhou

【体験談】の内容を簡単にまとめると

  • PJリーダーも把握していない膨大な量をありえない期間で完了するよう依頼された
  • 口頭で状況を説明しても納得してくれない

ということです。

 

こんなの無理だよ!

 

投げ出すのは簡単です。

 

でも、それでは

  • PJが回らない
  • 仲間にも迷惑をかける
  • 今後同じようなことが起こったときに対応できない

ことになります。

 

かといって、

あまり自分を追い込むと人によっては精神を病んでしまうので

無理は厳禁です。

 

クラウド
クラウド

IT業界は精神を病む人多いです。

 

そこで、この場合は

無理なく作業を続けられる最善の方法は何か

を考えることが重要です。

 

そのためには

  • スケジュールを伸ばしてもらう
  • 対応人数を増やしてもらう

のどちらか、もしくは両方を

PJリーダーや顧客が納得いく材料を用意し了解してもらう

必要があります。

 

上記を踏まえ、

僕は次の3STEPを踏んで対応したことで

スケジュール見直しと人数増加どちらも成功しました。

 

その3STEPを次項に紹介します。

 

クラウド
クラウド

STEPを実施する前に、必ずリーダーには伝えましょう!

勝手に進めると

「忙しい時に何やってんの!」

となる可能性があります!

(STEP1)時間を決めて実際に対応し、対応できる量と時間を計測する

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まず、対応するにあたり

どのくらいの時間でどこまで対応できるかを計測する

必要があります。

 

この計測をしないと全体にかかる工数が予測できません。

そのため新人と僕でそれぞれ2時間ほど実際にやってみようと決め対応しました。

 

なぜ2時間なのか?

 

二人とも初めてのところだったので、慣れてなくて遅くなることも考えられるからです。

30分~1時間では、なかなか慣れません。

1時間半くらいでようやく少しずつ慣れてくることが多いです。

 

また

慣れてくると意外と簡単で出来るかも!

ということもあります。

 

そのため2時間と決め、

どのくらいの量(ステップ数)を対応できるか

計測しました。

(STEP2)状況を可視化(一覧がおすすめ!)

実際に対応し、計測しても、

  • 全体の量がどのくらいあるか
  • 全体を対応する工数はどのくらいかかるか

を示さないと顧客やPJリーダーは納得しません。

 

顧客もPJリーダーも忙しいので口頭で伝えても

  1. 忘れてしまう
  2. その場で理解できない可能性

があります。

 

今回PJリーダーに口頭で伝えても納得しなかったのは

2の要素が大きいです。

 

そのため、状況を可視化するため資料を作成する必要があります

そしてメールで送信後、口頭でメール送信したことを連携する必要があります

 

これは

  • 可視化することでリーダー層が状況をすぐに把握できる
  • メールで送ることで、伝えた証拠が残る
  • リーダーの時間削減(顧客に説明時別途資料作成がいらない)
  • 自分でも状況整理がしやすい
  • 説明するときも楽

という効果もあります

 

僕の経験上、

口頭だけで伝えるより、目で見えたほうが早く理解してもらえ、了解を得ることが多いです。

 

クラウド
クラウド

「百聞は一見に如かず」

といいますが、まさにこれです!

 

以上より、僕は

状況を一覧化することを考えました。

 

文章で状況で送るより

一覧のほうが圧倒的に全体を把握しやすいのでお勧めです!

 

一覧の内容は単純に状況を記載するのではなく

  • 対象となる作業
  • 対応要否
  • 問題点
  • 一つの事象にかかる対応日数
  • STEP1の計測結果をもとにした全体の対応日数

など分かるような内容が欲しいところです。

 

重要なのは

何がどのように問題か、なぜ対応ができないのかを見る人が一目でわかるようにする

ことです。

 

僕や【あるラーメン屋における無茶苦茶な新装開店依頼】の大将の場合は

  • リーダーやマスターが全体を把握していない
  • 量が多すぎて指定された日数では絶対対応できない(無茶振りされている)

ことが問題です。

 

そこで

  • 移行対象全クラス名
  • jarファイルは使っているか
  • 各クラスのステップ数
  • 対応要否
  • エラー、警告、sonarlintのメッセージ数
  • 存在しないクラス※環境jarファイルの元クラス
  • STEP1の計測結果をもとに計算した対応にかかる工数
  • 各項目ごとの総数

を一覧に記載しました。

 

例えばこんな感じです。

※見づらいときは表をクリックしてください

ex_ichiran

クラウド
クラウド

あくまでも例なので一覧の値は適当です

 

一番知りたい「実際にかかりそうな日数」は色を付けて目立つようにしておきましょう。

※上記表だと「計測結果」

 

こうすれば、口頭ではイメージできなくても

  • 対応にかかる日数(移行にかかる日数)
  • 対応量(クラス数やエラー修正数)

が目で見てわかるので

指定した日数では無理で

何かしらの対応が必要ということをすぐに理解していただけます。

 

この結果をもとに全体の工数を計算したところ、

新人と僕の2人で対応した場合、

2か月以上かかることが判明しました。

(STEP3)可視化した資料を基に交渉

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あとは、資料をPJリーダーや顧客に説明し

  • スケジュールを伸ばしてもらう
  • 対応人数を増やしてもらう

を交渉するだけです。

 

その際一つずつ説明するのではなく、

できるだけ全体を整理して簡単に説明しましょう。

 

量も多いし、時間もない状況です。

できるだけ、時間削減を心がけましょう!

 

STEPは以上です。

僕はこの方法で

  • スケジュールを伸ばしてもらう
  • 対応人数を増やしてもらう

の了解を得ることができました。

 

クラウド
クラウド

誰が見ても無理ということが分かると思われるかも知れません。

ですが、時間に追われて周りが見えなくなる時は誰でもあり

その場合はリーダーも意外と気づかないものです。

【おまけ】参考になる書籍のご紹介

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今回の内容は

  • スケジュールを伸ばしてもらう
  • 対応人数を増やしてもらう

ための「交渉力」が鍵を握ります。

 

今回の記事だけでなく、交渉力そのものについて参考になる書籍を簡単にご紹介します。

興味のある方は是非読んでみてください!

交渉力 結果が変わる伝え方・考え方

行列の「茶髪の風雲児」、大阪府知事、大阪市長でおなじみの橋下徹氏が書いた書籍です。

大阪の改革を成功させたのは

  • 経験豊富な年上の部下たちを相手に説得
  • 対立する意見をまとめていく

交渉力があったからとのこと。

 

人を動かし、人に強くなるための「交渉思考」が書かれています。

 

クラウド
クラウド

「茶髪の風雲児」

はさすがに古いか。。。

 

武器としての交渉思考

今回の内容にぴったりな書籍です。

相手と自分、お互いの利害を分析し、調整することで合意を目指す交渉の考え方

が書かれています。

 

今回の記事を例にすると

  • 相手:PJリーダーや顧客
  • 自分:僕と新人

に当てはめてもらうと分かりやすいと思います。

 

まとめ:無理のない最善策を検討!状況を可視化して交渉しよう!

matome-norikoeyou

いかがだったでしょうか?

 

今回は「量」が要因となる困難(無茶振り)の対応方法として

僕の体験談をもとにご紹介しました。

 

エンジニアよりの内容ですが、

エンジニア以外の方も

「あるラーメン屋における無茶苦茶な新装開店依頼」

みたいに少し視点を変えると

該当する部分もあるかと思います!

 

重要なのは

  • 無理なく作業を続けられる最善の方法は何か検討する
  • 時間を決めて実際に対応し、どのくらいかかるか計測する
  • 状況を可視化してPJリーダーや顧客に見せて納得してもらう(了解を得やすい)

ことです。

 

今回紹介した内容以外にも

無茶振りにはいろいろなパターンがあります。

そのため、対応方法は若干異なりますが

基本的には

  • スケジュールを伸ばしてもらう
  • 対応人数を増やしてもらう

ことを考えることになると思います。

 

実際に無茶振りで困難に直面した際、

みなさんがこの記事を参考に乗り越えていただければ幸いです!

 

そして是非、もっと良い方法を探してみてください!

 

困難は多かれ少なかれ誰でも経験していきます。

投げ出すことなく、頑張って乗り越え、お互い成長して行きましょう!

 

やったろうぜ!

 

クラウド
クラウド

「やったろうぜ!」

僕がいまお気に入りの言葉!

 

Twitterでお世話になっている

chameleon.worksさんの言葉

「やってやろうぜ!」を借りました!

 

以上っす!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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